CYCLE / UNDER THE WAVE OFF KANAGAWA - 旋廻図 / 神奈川沖浪裏

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葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 - UNDER THE WAVE OFF KANAGAWA」を引用。

「111000111000000110000100111000111000001010001101111000111000000110101111」

「色は匂へど　散りぬるを　我が世誰ぞ　常ならむ　有為の奥山　今日越えて　浅き夢見し　酔ひもせず」

古代の情報伝達ツールは壁画=絵であった。
そして、情報を司った絵文字は簡略化され、象形文字へと進化しながら、アフリカやエジプト、シルクロードを伝ってアジア諸国へと広がっていく。

日本には中国や朝鮮半島からの渡来人によって、漢字がもたらされたことで始まり、漢字と大和言葉が融和して、ひらがなやカタカナなどの「かな文字」が誕生する。
日本文化の発展において、かな文字は最も重要でかつ革命的な出来事だった。

今でも進化し続ける現在、世界では約 7000 種類の言語が存在するが、バベルのように 意思疎通が困難になってしまった人類は再び新たな言語を発明した。

それが0と1の二進数で構成されたコンピューター言語「Binary Code」。
0と1の無限に生み出されたPCやインターネット、SNS、AIがあの物語のように人々から再び"何か"を奪い去らないように。

11100110 10000100 10011011 11100011 10000010 10010010

日本最古のひらがな「いろは歌」をデジタル言語(バイナリーコード)で再構築し、
過去と未来をつなぐ言語として再び絵画の中に込めた実験的な作品だ。

いろは歌には「諸行無常」や「色即是空」など、万物を表す意味も込められていて、アナログとデジタルの境界を解かし、時代が変わっても普遍的な朽ちゆく美と現代への祈りを表現している。


SIZE：
キャンバス／W1170×H730 (mm)

MATERIAL：
ACRYL INK / SILKSCREEN PRINTING / CANVAS


※こちらの作品はオリジナル１点物の原画となっております。
※ご利用のモニターによって写真と実際の商品の色合いが異なって見える場合がございますので予めご了承ください。